こんにちは、ヒナムチブログのヒナムチです。今回は、「今後どのように生きていくか」なかなか指針が決まらない銀行員の方に向けブログを更新しました。
私自身も銀行員時代は明確に「こうやって生きていきたい」という方向性が見えずに、非常に悩み、よく考えた上で銀行を退職した経験を持ちます。
銀行員の皆様が銀行でキャリアを形成していくにあたり、どのようなことに注意をしていくべきか、必要な要素は何なのかを本日は解説しますのでゆっくりお読みください。
銀行員のキャリアを形成には何が必要か

まず最初にキャリアを考えるうえで、『このまま銀行で働き続けるのか』それとも、『転職するのか』この2つのコースのどちらかに分かれていくことになります。
銀行でのキャリア形成は『運』+『実力』が必要
銀行員として華々しくキャリアを築いていこうとするならば『運+実力』が必要です。
まず『運』についてですが、以下の要素は実力でなく、運によって決まります。
- 転勤
- 上司
- 担当企業、顧客
これらは自分では選べません。銀行でのキャリアを築いていく上では、これらの運的要素に恵まれる必要性があります。
『運』的要素
転勤
自分で転勤先を選ぶことはできません。『銀行は人事が全て』と言われるように、出世していくためには良い店舗に配属されていくことが必要です。ここで言う、“良い店舗”というのは、所属している銀行における“格付けの良い店舗”という意味です。具体的には“日本橋支店”等の有名都市の店舗はそれに該当します。
勿論良い店舗に配属されるための実力は必要となりますが、実力=良い店舗に配属とならないのが銀行人事の非常に難しい所です。またいくら良い店舗だとしても、家族の転居を伴う転勤や、通勤で2時間かかる等移動距離が多くなるとキャリアを築いていく上ではネックとなります。
上司
出世し銀行員としてのキャリアを築いていく為には、『上司』も重要な要素となります。特に若い銀行員にとって上司の存在は出世していくための、必要不可欠な要素です。
どれだけ実力があって良い店舗だとしても、上司に恵まれなければ、思うように出世ができません。上司を選ぶことができれば良いのでしょうが、残念ながら選ぶことができません。
出世やキャリア形成を応援してくれる上司であれば、それは上司に恵まれたと言えるかもしれませんが、実力以下にしか評価してくれない場合、評価を不当に下げられる可能性もあります。
“出世の為に上司にゴマをする”というのは上司に恵まれない部下が最初に始めた苦肉の策とも言われておりますが、ゴマをすってまで評価を上げたくないのが正直な所です。
担当企業、担当顧客
こちらも自分では選べません。転勤し、担当者と引き継ぎを行うケースがほとんどであり、自分で“この企業を担当したい”と言っても、内部事情的に難しいです。
担当顧客によって自分自身の成績にも大きく影響がでます。特に貸出ノルマについては、担当した時期も重要であり、たまたま担当した時期に担当企業が大きな設備投資で借入が必要な場合は、黙っていても営業成績が良くなります。
また会社の規模も年商100億の企業と、年商1億円の企業を担当するのでは、営業成績に雲泥の差が出てきます。
個人顧客についても、資産10億円持っている顧客と、資産1000万円しか持っていない顧客とでは、金融商品販売の金額にも大きな差が出てきます。
結局どれだけ、規模の大きい顧客を担当できるかによって、営業成績も変わってきますので、そういった企業を担当できないと銀行でのキャリアを築いていくことが難しいのが実情な訳です。
『実力』的要素
次に『実力』という要素を見ていくことにします。銀行でキャリアを築いていくための実力と言うのは、
- 営業スキル、営業成績
- 社内人間関係の構築力
- 特別な知識、能力(例えば、証券アナリスト、税理士資格、弁護士資格等)
営業スキル、営業成績
結果がすべてと言われている金融業界ですから、営業成績を残せないと評価されることは難しいです。どれだけよいマネジメントができる能力があったとしても、結果を残していなければマネジメントも任せられません。プロ野球選手にもなれなかった人が、プロ野球の監督やコーチになれませんよね。それと同じことです。
また『こうしたら成績が良くなる』と仕組みやノウハウを持ち備えていないと、たまたま成績が良くても長続きしない為、評価されにくいでしょう。一過性の営業成績なのか、継続して成績を残していけるのかは非常に重要です。再現性を持ち備えていないと、継続して営業成績を残していくことは難しく、『実力』と評価されにくいのが実情です。
銀行でキャリアを築いていくのであれば、営業スキル・営業成績に加え、それらをどの状況でも発揮できる再現性が必須となりますので、その点をしっかり意識して日々の営業活動を行うようにしてみてください。
社内人間関係の構築力
これも銀行でキャリアを形成していくためには必要となります。正直、あまり他では役立ちませんし、この能力だけが高かったとしても市場価値は低いですが、銀行内で生きていくためには必須と言える能力です。
社内の誰がキーパーソンか把握し、どういった状況の時に恩恵が受けれるかを考えて人間関係を構築していく必要があります。極論、キーパーソンでない人と人間関係を構築しても、出世やキャリア形成においては全く無駄になります。
仮に上司が尊敬できなかったとしても、上司も評価する側の人間であり関係を築くことは重要となります。また支店長や、部長級の人間と上手く関係を構築できるかで、更に出世しやすくなるかに影響が出てきます。
こういった一見無駄に思えることも、社内で出世していくためには極めて重要であり、これができる人、できない人では大きくキャリア形成が変わってくると言っても過言でもありません。
私の場合は、上司に迎合したり、正しいと思えない事には首を縦に振れない人間でしたので、上司の評価も良くなりませんでしたが、正直後悔はしていません。
そういった点においては私自身社内の関係構築能力は高くなかったと言わざるを得ません。つまり仕事と割り切り社内で人間関係を構築いくことも一つの実力と言えると思います。
特別な知識、能力(例えば、証券アナリスト、税理士資格、弁護士資格等)
銀行でキャリアを形成していくうえで、特別な資格を取得すれば、営業成績等が思わしくなくてもステップアップしていける可能性があります。それは銀行内で重宝される『資格』を取得することです。
具体的に挙げると、『証券アナリスト』、『税理士』、『弁護士』、『公認会計士』、『社労士』等です。
- 『証券アナリスト』☛市場金融部門(ディーラー業務)
- 『税理士』、『公認会計士』☛財務部門
- 『弁護士』☛法務部門
- 『社労士』☛個人営業部門
上記活かせる部署の例です。勿論資格取得だけで、経験が無ければ一から覚えることになりますが、普通に考えると外部に委託することを考えれば、社内で上記資格取得者を雇用した方が安く済みます。なので、資格取得を目指せばいきなり、関連部署に異動なんてことも夢ではありません。
しかし、上記資格を勤務しながら取得するのは至難の業です。全く無理とは言いませんし、特に証券アナリストは独立できるような資格でない為、勤務しながらの取得を目指すことになる資格です。ただ合格率等から見ても、本気で違う部署でキャリアを形成していきたいと思うなら、相当な覚悟を持って試験勉強に臨む必要がありますし、勉強時間を捻出しないといけません。
それでも社内においては上記資格を取得すれば、かなり重宝されることは間違いありませんので、銀行内でキャリアを形成し、本部畑で生きていきたいと考えるなら資格取得も視野に入れてみてください。
銀行でキャリア形成していくには まとめ
上記で説明したように、銀行のキャリア形成においては『運』だけでも、『実力』だけでもダメで、両方が備わっていないと出世は厳しいです。『実力』で一定以上まで出世していくことは可能ですが、それ以上出世していくともなると『運』も味方につけなければ、出世していくことは難しいでしょう。
ただ勘違いしてほしくない事は、『運』的要素だけでは、絶対に出世なんかできる訳はありません。飽くまで、『実力』的要素が備わっている上で、『運』的要素が必要となるという意味です。
また上記のどれかでも、無理だと思うなら銀行で上まで上り詰めていくキャリアは構築していくことはできないでしょう。時には自分を押し殺して、サラリーマンに徹することが出来なければ、出世はどこかで止まってしまいます。それが無理なら銀行員としてのキャリア形成を考え直し、別の場所で自分自身がキャリアを形成していくことも視野に入れる必要があります。
どちらを選択し、どのようなキャリア形成を築いていくかは皆さま次第であり、最後に一つ私から申し上げたいのは
『絶対に後悔のしない選択肢を選ぶ』
ということです。そうすれば、それが銀行であろうと、そうでなかろうと満足のいく人生が送れると思います。
今回のブログが銀行員の皆様のキャリア形成にお役立ちが出来れば幸いです。また次回も銀行員の皆様向けにブログを記載していきますのでお楽しみにください。最後までお読みいただきましてありがとうございました。